バスローブの歴史

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バスローブの歴史

バスローブはブーメランのように日本に再上陸したものと言われています。
日本の浴衣がヨーロッパに伝わって、ヨーロッパでバスローブになって、日本に戻ってきたというワケです。

浴衣は安土桃山時代のころから湯上りに着ていたもの、それが江戸時代になり普通の人も使うようになったものです。
もともとは素肌の上に直接着るというのも日本発祥で、華やかなデザインになっていったのは歌舞伎や相撲の影響と言われています。

もちろんゆったりとしたローブは女性のドレスという意味で、どこの国にも昔からありました。
お風呂上がりに浴衣を着るという習慣にまでローブを進化させ、オシャレ着にまで高めてしまったのが日本の浴衣なのです。

江戸時代には普通の庶民が着ていたというのも驚きですが、だんだんと夏の外出着となっていってしまいお風呂上がりに浴衣を着る人はいなくなっていきました。
現在では、パイル地にこだわらない高機能のバスローブがアメリカやヨーロッパからいろいろと入ってきています。

バスローブだからパイル地でなければいけないということもなく、日本の気候にあったバスローブを選ぶことも大切です。
ホテルに置いてあるバスローブはパイル地でこれでもかというビックサイズですが、実際に洗濯をしたり乾燥したものをどこかに置いておくということになったら、ホテルサイズのバスローブはとっても普通の家庭で扱いきれるものではありません。

ヨーロッパのように乾燥した気候で、日照時間が夏でも短い地域ですから、少しでも日光を浴びられるようにプールサイドでもバスローブを羽織るのです。
バスローブでは家族の前には出ないというのも基本で、プールサイドなど決められたところで水着を着用してバスローブを着るというのは問題はありませんが、リゾートやスパなどのホテル以外では部屋の外をバスローブで歩き回るのはエチケット違反です。

日本スタイルの浴衣の帯がバスローブにも使われていますが、ちょっと余計に長過ぎるのも浴衣の帯を誤解したのかと思うと面白く思えます。

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