バスローブでくつろぐということ

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バスローブでくつろぐということ

日本の浴衣姿は外国人の目に異国情趣が強く感じられるもののようで、純日本的な雰囲気のことをジャパネスク(Japanesque)といい、着物のように着るのが難しくないことから外国人にも人気です。

浴衣とバスローブはほとんど同じものですが、気候風土に合わせてあるのがポイントです。
日本では北海道から九州まで旅館に行けば浴衣が置いてありますし、寒い地方に行けば浴衣の上に半纏を羽織るというカタチで対応していきます。

バスローブはタオル地ですが、それはヨーロッパが日本より緯度が高く、基本的に乾燥し気温も低いということから選択された素材です。
東京の緯度は緯度35゚41'N、かなり暖かいローマの緯度は緯度41゚48'Nで東京はもともとヨーロッパに比べるとずっと南に位置しているのです。

ちなみにロンドンは稚内よりずっと北にあり、日本の関西などの緯度はヨーロッパではなくもうアフリカに掛かっているのです。
ヨーロッパでもかなり暖かいポルトガルで日本の東北地方と同緯度、日本の浴衣がパリやロンドンで流行ったときに、生地にタオル地を使ったのは単純に浴衣では寒すぎるという理由です。

日本のホテル文化は、アメリカスタイルでもヨーロッパスタイルでも欧米文化の影響を強く受けています。
特に、日本のホテル文化は帝国ホテルがリードしてきたと言ってもいい歴史がありますので、アメリカンスタイルです。

ホテルでバスローブを贅沢に使うというのは、まさに快適さの極致、エステを利用しなくてもバスローブでくつろぐというのは欧米人にとって、至福の時間なのです。

サービスを受けることでリラックス出来たり、くつろいだりするという文化や歴史があるからこそ、一般家庭では維持出来ないような過剰なバスローブのサービスがホテルのグレードチェックに欠かせないような状況を作り出すのでしょう。

家庭で使うバスローブはもっと手軽なものがたくさん出ていますので、ホテルスタイルのバスローブにこだわる必要はないのです。

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